何か踏んだ!

 10歳になって間もない2010年11月下旬。
夫がチャチャの後脚の間にできたおできに気が付きました。皮膚がぷっくり盛り上がり、直径1cmくらいのしこりができていました。痛がりもせず、元気も食欲も普段通り。
すぐ病院で受診。診察の結果は「手術して腫瘍切除しましょう。1日入院、よいものか悪いものかは細胞を検査してみないとわからないです」。
怖かったです。その時、半年前より体重が700gも減っていて、10歳も過ぎてるし、こりゃもう大変な事態かも。と、ほんとに家族全員がどんより、暗くなりました。
私は麻酔から覚めないかもしれない、歩けなくなるかもしれないとマイナスなことばかり考えてましたが、息子に「俺は腹くくったよ」と明るく言われ、何をくくったんだかと思いつつ、なんか少し気持ちが軽くなりました。
12月1日の手術は1時間半くらいで無事に終わり、その晩は入院し翌日帰宅。
帰ってきて、チャチャは安心したのか、すごく元気で、食欲もあり、普段と変わらずソファにピョンと飛び乗ったり、家の中をふらふら歩いてました。
元気はよかったんですが、そのうち8cmくらいの傷のまわりが徐々に皮下出血してきて、お腹全体が赤黒くなってきました(これは退院時に先生から説明があり、手術で毛細血管が傷ついているので出血するが、だんだん治るとのことでした)。
チャチャは気になるのか、始終、傷をなめるのでエリザベスカラーを装着しました。
すごく嫌がってました。カラーは、家人がいないとき、夜寝るときだけ、1週間くらいつけてました。
手術後10日程で、切除した腫瘤は良性だと判明。お腹の皮下出血もきれいになり、2週間後に抜糸しました。傷はどんどん目立たなくなり、動物のもつ治癒力には、びっくりしました。
手術費用、血液、エコー、細胞診検査費用等でだいたいですが、11〜12万円くらいだったと思います。
腫瘤発見から、受診、手術、抜糸まで3週間。